担当医 : 歯科口腔外科部長 新美 敦 〔日本口腔外科学会専門医〕
当科の特徴
多くの症例と実績
現在の担当医が当科を設立後約7年間で、277名がインプラント埋入およびインプラント埋入に関連した骨造成手術を受けています(平成18年11月13日現在)。埋入されたインプラントは915本で13本の脱落が確認されています。実際に人工歯が装着されて咬むことができるようになってから脱落したインプラント数は7本であり、機能後のインプラントの成功率は98.64%です。
多様なインプラントシステムへの対応
現在主に使用しているインプラントシステムは、スウェーデン製のブローネマルクとアストラですが、補綴医の要望等によりリプレイス、3i、フリアテックにも対応可能です。ブローネマルクとアストラは症例の状況により最適なものを選択しており、患者様の状態に適したインプラントシステムによる治療を受けることができます。また、どちらのシステムも世界中で広く普及しているシステムで長期海外赴任等の際にも海外でのフォローを受けることが可能です。
充実した画像診断、インプラントシミュレーション
インプラント治療における診断と計画は、実際の治療と同等に重要なものです。当科ではヨーロッパで開発された最先端のインプラント治療計画システムであるシムプラントを用いて安全で無理のない治療計画を立案させていただきます。また、その他のCTデータを用いた診断用ソフトにも対応しており、インプラント治療における画像診断に関する多くの経験を有しております。
さらに当院では最新のCT撮影装置を備え、通常インプラント診断に必要な50スライスの撮影もわずかな時間で完了します。
最小限の外科侵襲による手術
上顎臼歯部(奥歯の部位)でインプラントを埋入する骨が不足することはよくあることです。このような場合にサイナスリフトという骨造成手術が多く行われますが、当科ではこのような手術も低侵襲で局所麻酔のみでの日帰り手術で対応しております。
無理のない治療
最近のインプラント治療は、審美性(見ため)や即時負荷(手術後すぐ咬める)が強調されますが、当科では患者様に本当に必要なものをご一緒に考えさせていただきます。その上で、リスクの低い無理のない治療計画を立案します。もし、インプラントにより患者様の望まれるものが得られないように考えられる場合はインプラント治療を断念することをお勧めします。
治療期間も治療費用も多くかかるインプラント治療ですので、決して無理な治療はお勧めしません。
インプラント治療のご相談に関して
インプラントに関するご相談には40分から60分の時間をとらせていただき、十分なご相談をさせていただきたいと思います。
したがって、インプラントに関する初診は完全な予約制となっております。あらかじめ電話でのご予約をよろしくお願いします。
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